診療科ご紹介

整形外科は運動器(骨、関節、筋肉等)を扱う科です。具体的には腰痛、肩こり、膝の痛み、手足のしびれなど背骨、四肢の諸症状の診断と治療を行います。手術が必要な場合は尼崎総合医療センター等で受けていただき、術後リハビリテーションは当院で行うことができます。(紹介先はご希望に応じてどの病院でも可能です。)

当科では、骨粗鬆症の診療にも力を入れております。骨粗鬆症は脊椎や大腿骨等の骨折から寝たきりの原因となりますが、わが国だけで患者数は1300万人に及び、70歳以上の女性の約半分が罹患していると推定されています。近年は種々の優れた治療薬が開発されていますが、骨折を起こすまでは自覚症状が無いため、実際に治療を受けてその恩恵に浴している方はまだ多くありません。特に骨密度の急激な減少が始まる50歳以上の女性は、骨密度測定などの検査を受けてみられることをお勧めします。

医師紹介

野口 隆(のぐち たかし)

卒業年度昭和55年
専門領域整形外科全般・骨粗鬆症
資格日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会脊椎脊髄病医
日本整形外科学会スポーツ医
日本リウマチ学会専門医
日本リハビリテーション学会認定臨床医
外来月曜 午前
火曜 午前
水曜 午前
金曜 午前
土曜 午前
骨粗鬆症の治療をして、寝たきりを防ぎましょう!

この4月から整形外科に着任しました野口と申します。これまで20年あまり県立病院で勤務しておりましたが、大隈病院は地域密着の医療がモットーですので、今後はより日常的な疾患に重点をおいて診療に努めていく所存です。

骨粗鬆症は極めてありふれた病気で、わが国だけで千数百万人もの方々が罹患していると推定されます。特に女性は閉経後急速に骨量が減少しますので、70歳以上では約半数が骨粗鬆症になっています。骨粗鬆症になっても、当初は自覚症状が無く普通に生活が出来ますが、容易に骨折が起こって突然痛みや機能障害が生じます。背骨、大腿骨や上腕骨の付け根、手首が特に骨折しやすく、骨折がきっかけとなって寝たきりになることも珍しくありません。

骨粗鬆症を防ぐには、適度の運動やカルシウム、蛋白質などの栄養を十分に摂る等の生活習慣が重要ですが、近年は有効性の高い治療薬が次々に開発されており、今世紀初め頃と比べても目を見張るような進歩が見られます。それでも一旦低下した骨量が回復するには年数がかかりますので、早期から治療を開始することが望まれます。特に50歳以上の女性は、症状がなくても一度受診していただき、骨密度測定等の検査を受けられることをお勧めします。

大串 始(おおぐし はじめ)

卒業年度昭和51年
専門領域整形外科全般
資格日本整形外科学会専門医
整形外科学会認定運動器リハビリテーション医
外来月曜 午後

山下 晶弘(やました あきひろ)

卒業年度平成30年
専門領域整形外科全般
資格 
外来木曜 午前(11:30まで)