病棟構成

緊急入院や転院などにて入院された患者さんが、安心して自宅復帰できることを目標とし、医療と看護・介護を提供しています。当院の病棟は、国が推進する「地域包括ケア病棟」と医療保険適用の療養病床を有する「医療療養病棟」にて構成されています。

地域包括ケア病棟とは

  • 地域での在宅復帰を目指す病棟で、当院の4階病棟と5階病棟が該当します。
  • 在宅や施設での療養に不安がある方や、高度急性期医療を終え、もう少しの入院治療が必要な患者さんに対して、医師や看護師、リハビリスタッフ、管理栄養士、介護士、医療相談員などが協力して在宅復帰を目指します。
  • 入院期間は、病状にもよりますが基本40日間(最長60日間)の療養が可能です。
  • 救急患者さんに対して、対応できる機能も備えています。
地域包括ケア病棟

入院費について

  • 地域包括ケア病棟での入院費用は、定額です。
    投薬・注射・処置・検査・リハビリ等の費用が含まれています。
    ただし、治療内容によっては、自己負担金が増額する場合もあります。
  • 高額療養費制度により、月の医療費は上限が定められていますので、ご本人の負担額は一般病棟とほぼ変わりません。

医療型療養病床とは

    医療提供の必要度が高く、病院での療養が継続的に必要な患者さんが対象で、当院では3階病棟が該当します。急性期治療や包括ケア病棟で療養を終えても引き続き医療提供の必要度が高く、退院するまでには、さらに継続的な医療・看護・介護が必要な患者さんを対象に、在宅や介護施設での療養に向けての支援を行います。神経難病、がん終末期、経口摂取困難、重度認知症などの患者さんや、中心静脈栄養、人工呼吸器装着・気管切開、酸素療法、褥瘡治療などを受けている患者さんが対象です。