リハビリの効果を超音波で見る

当院では、理学療法・作業療法のリハビリテーションにおいて「超音波エコー」を活用しています。超音波エコーは、体の中の筋肉や腱、靭帯、神経などの状態を、その場でリアルタイムに確認できる医療機器です。レントゲンとは異なり放射線を使用しないため、身体への負担がなく、安全に繰り返し使用することができます。

これまでリハビリでは、痛みの場所や動きの状態を触診や動作観察などから評価してきました。現在もそれらは重要な評価方法ですが、エコーを用いることで、筋肉がきちんと働いているか、炎症が起きていないか、組織の動きに問題がないかなどを「目で見て」「ご当人と一緒に」確認できるようになりました。

例えば、肩や足の痛み、ケガ・手術の後などでは、筋肉の働きの低下が関係していることがあります。エコーで筋肉の動き・状態を一緒に確認しながら運動を行うことで、「どの筋肉を使えているか」が分かりやすくなり、より効果的なトレーニングにつながります。画面を見ながら行う運動は、ご自身で体の変化を実感しやすいという利点もあります。

また、手術後や神経のトラブルがある場合にも、回復の様子を確認しながら安全にリハビリを進めることができます。

当院では、評価と治療を組み合わせたエコー活用型リハビリテーションを通じて、より正確で安心できるリハビリテーションを提供できるように日々努力しています。お一人おひとりの身体の状態に合わせ、根拠に基づいた丁寧なサポートを行ってまいります。